椎根和<br>『49冊のアンアン』

椎根和
『49冊のアンアン』

通常価格
¥2,200
セール価格
¥2,200
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数量は1以上でなければなりません

1970年3月、東京・六本木──

堀内誠一が、編集長以上の権限を持つ、
〈日本初のアートディレクター制の雑誌〉として「アンアン」は生まれました。

女性ファッション誌といえば型紙がつくのが当然と思われた時代に、
「アンアン」は、写真というメディアを使って、
読者に、“ライフスタイル” “夢” を提示する雑誌でした。

ファッションの主役がオートクチュールからプレタポルテへ大きく変わりつつあり、
高田賢三、三宅一生、山本寛斎ら、日本人デザイナーが活躍しはじめ、
写真の世界では、立木義浩、篠山紀信、荒木経惟、森山大道らが台頭してきたころでした。

レイアウト、写真、判型、用紙……、のちの日本のすべてのグラフィカルな雑誌の原点となったものであり、その最高のものが、最初期の「アンアン」だと思います。




〈目 次〉
新雑誌のため六本木にビルを買う
ミュータント、堀内誠一
ウイークリー・ファッションとパンチ・メンズモード
写真とファッション誌
三冊の写真論
ファッション誌とアートディレクター
「ボクにもよくわからないんですヨ」
いよいよ、創刊!
三宅一生、高田賢三の登場
ファミリーヌード第一号
アンアンの写真のほうがいい
横尾忠則、故郷へ帰る
国鉄のキャンペーンにマネされる
秋川リサでゴザイマス 
フォトグラファーをスターにしよう 
横尾忠則、ファッション・ディレクターになる
玉三郎と篠山の長いつきあいがはじまった
ヘルムート・ニュートン日本初登場
スチリストになりましょう!
篠山紀信による三島由紀夫追悼
堀内誠一とエルテ
ココ・シャネルの死
デスマスク・モデル、ジェーン・フォース
一流写真家が一流女優の全裸を撮る
日本の写真家から学ばなかったカメラマン
川久保玲がアンアンにデビュー
新人写真家、十文字美信デビュー
二十一歳の杉本エマ
来日から五日でファッション・ショウ
森山大道、初のファッション写真を撮る
ディスカバー・ヨーロッパ
新人モデル山口小夜子
アメリカ一周大取材旅行へ
嘆声もでないほどの傑作
視覚の記憶の強い人は王者である──堀内誠一



装画 高田理香  
装幀 柿崎宏和(ザ・グラフィック・サービス)


〈書評・紹介〉

・産経新聞2023年5月6日)朝刊
 中条省平氏による紹介(本ナビ+1)

・東京新聞/中日新聞 (2023年5月6日)朝刊
 永江朗による書評掲載

・週刊読書人(2023年6月2日号)
 北條一浩による書評掲載

・毎日新聞 (2023年6月10日)朝刊
 著者インタビュー(文・写真=平林由梨)

・週刊ポスト2023年7月7日号)
 平山周吉氏による書評

・本の雑誌(2023年7月号)
 鏡明氏の連載「連続的SF話」にて紹介。

・信濃毎日新聞 下野新聞 新潟日報 埼玉新聞 (2023年6月25日)
 栗山愛以氏による書評



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